お初(お市の方の次女)の眠る、小浜・常高寺へ
侍女たちとともに、安らかに
初夏の陽射しが照りつける中、お初の愛した小浜へと行ってきました。
国道27号線のすぐ脇にあるものの、穏やかな空気の流れるお寺でした。
丁度その日は、四国からの団体の方々と一緒になり、ご住職のお話をともに伺いました。
お初の嫁いだ京極家は、近江⇒小浜⇒松江⇒龍野⇒四国・丸亀へと国替えとなり、以後明治まで続いていたんですね。
これには四国の方々も丸亀・京極家のルーツに大きくうなづいておられました。
お初(常高院)の肖像画や、亡くなる前に侍女たちに宛てた手紙などが展示してあります。
特に、侍女たちにあてて自らが亡くなったあとのことを心配して書き残した内容には、お初の人柄がしのばれるようでした。
お初の墓所は27号線の道路向側に・・・しあわせの道をぬけて・・・
なんとお初の墓所は27号線で分断されているため、その道路をまたぐ形で通路が設けられていました。その道を名づけて「お初しあわせの道」!
そう、お初は自らが好きになった人と結ばれたんですよね!
その道は道路をまたぐため、階段をせっせと上っていきました。・・暑かった!
緑に囲まれたその墓所は、侍女たちのお墓が周囲を取り囲むように整然と並び、立派なものでした。
小浜・常高寺は福井市内より約110キロ、敦賀まで高速道路を走って、そこからは一般道路27号線で約2時間のドライブでした。
途中、国宝の明通寺・三重塔を見学!
ちょうど最近、三重塔の屋根の葺き替えが済んだばかりで、見事な姿をみせてくれました。桧皮葺木造三重塔はまさに一見の価値有り、ですね!
もうひとつの国宝の本堂は屋根の葺き替え工事中で全体を眺めることは出来ませんでした。
境内は紅葉の若葉が鮮やかに繁っていて、秋の紅葉の時期にまたぜひ訪れたいと思いました。
明通寺は国道27号線から車で5分あまり、拝観料は400円です。